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2025年

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  • 2025年12月24日

眠っている間に脳の老廃物は排出されるのか

睡眠中の脳内物質の排出を調べた研究を、方法による結果の違いも含めて紹介します。脳では、細胞が活動するために物質を使い、活動に伴って生じる物質を処理しています。グリンパティックという考え方は、脳の血管周囲などに沿った液体の移動と、物質の排出を関連づけるものです。「脳の掃除」という表現は、この複雑な過程を身近に言い換えた比喩です。実際には、脳を水で丸洗いするような出来事が起きているわけではありません。

  • 2025年12月23日

腸内細菌とセロトニンは気分にどう関わる?

腸内細菌とセロトニンの研究をもとに、腸と脳が関わる仕組みを整理します。セロトニンは気分に関する説明でよく知られていますが、体の中では複数の場所や働きに関わります。腸で作られるセロトニンを調べた研究では、腸の運動や血小板の機能などが扱われています。「幸せホルモン」という呼び名だけでは、研究対象の広さが見えにくくなります。体のどこにある物質を、どんな方法で測ったかが大切です。

  • 2025年12月18日

フィセチンは老化細胞にどう働くのか

フィセチンと老化細胞の実験を紹介し、食品やサプリメントとの違いを整理します。老化細胞は、増殖を止めた状態などを特徴とする細胞です。傷ついた細胞が増え続けることを防ぐ側面がある一方、組織に残った細胞が周囲に与える影響も研究されています。人が年齢を重ねることを、そのまま細胞一つへ当てはめた呼び名ではありません。こうした細胞を対象とする方法の研究では、特定の成分に作用があるかが調べられます。

  • 2025年12月17日

東大などが調べたぬか床由来の乳酸菌の働き

ぬか床由来の乳酸菌を調べたカイコの実験と、その結果が示す範囲を紹介します。乳酸菌は、乳製品だけでなく漬物などの発酵にも関わっています。研究チームはぬか漬けやキムチから菌を分離し、カイコの自然免疫に関わる反応を測定しました。その中から反応の高かった菌を選び、性質を詳しく調べています。論文の著者には東京大学大学院薬学系研究科、帝京大学、企業の研究機関の所属が記載されています。

  • 2025年12月15日

ストレスからの回復で生物学的年齢は戻るのか

ストレスと回復による生物学的年齢の変化を、指標の意味から読み解きます。暦の年齢は、生まれてから経過した時間です。生物学的年齢は、体の指標から状態を推定する考え方で、測る項目や計算方法によって異なります。誕生日に一歳増える年齢とは違い、研究で算出する値が短期間に変わることがあります。ただし、生物学的年齢という一つの共通の検査があるわけではありません。DNAの修飾、遺伝子の発現、代謝物など、利用する情報には種類があります。

  • 2025年12月13日

添加糖と生物学的年齢の関係を調べた342人の研究

342人の女性を調べた研究から、添加糖と生物学的年齢の関連を紹介します。この研究で扱われたのは、食事記録から推定した添加糖の摂取量です。食品中の糖に関する説明でも、すべての糖質を同じように扱う話とは区別する必要があります。どの成分を、どの方法で摂取量として数えたかを確認することが、結果を理解する出発点です。「甘いものを食べると老化する」という短い表現だけでは、量や食事全体の条件が抜け落ちます。

  • 2025年12月10日

鼻が冷えるとウイルスへの防御はどう変わる?

冷却した鼻の細胞で何が変わったのかを、細胞外小胞の働きから解説します。鼻の粘膜は、外から入る空気と接しています。呼吸を続けながら、体を守るさまざまな反応が必要になる場所です。今回の研究は、その鼻の表面を覆う上皮の細胞が出す小さな粒子に注目しました。全身の免疫をまとめて測った研究ではありません。身近な場所でも、細胞のレベルでは複雑なやり取りが起きています。鼻の粘膜の役割を知ることは、寒い時期の感染を考える一つの手がかりになります。

  • 2025年10月17日

発酵食品と食物繊維で腸内環境に違いは出る?

発酵食品と食物繊維を取り入れた36人の研究から、腸内環境の変化を読み解きます。発酵食品は、微生物の働きを利用して作る食品の総称です。食物繊維は、食品に含まれる成分の分類です。二つは比較の単位が違い、発酵食品の中にも食物繊維を含むものがあります。「菌を食べるか、菌のエサを食べるか」という説明だけでは、食品全体の違いを十分に表せません。ヨーグルト、味噌、納豆などは、原材料や加工の方法、栄養成分が異なります。

  • 2025年10月10日

季節によって遺伝子の働き方は変わるのか

932人の死後組織を用いた研究から、季節と遺伝子発現の関係を紹介します。朝と夜、夏と冬では、体を取り巻く環境や生活の条件が異なります。研究では、一日の周期に関わる変化と、一年の周期に関わる変化を分けて考えます。この記事の報告は、その両方をヒトの組織の遺伝子発現から調べたものです。ただし、「季節で体が変わる」という日常の実感を、そのまま検査したわけではありません。

  • 2025年1月15日

お腹の不調と低FODMAP食の取り入れ方

低FODMAP食とIBSの研究をもとに、食事調整の考え方と注意点を紹介します。FODMAPは発酵性のオリゴ糖、二糖類、単糖類、ポリオールに関する呼び名です。一部は吸収されにくく、人によってお腹の張りなどの症状に関係します。関連する食品には玉ねぎ、にんにく、牛乳、一部の果物や甘味料などがあります。ただし、種類・量・組み合わせによって違うため、食品名だけで全面的に禁止するものではありません。